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九州FA技術セミナー第2回を開催いたしました
2011-11-14
11月11日(金)に九州FA技術セミナー第2回を開催いたしました。



セミナーは大きく3部構成。①画像処理とは ②アプリ事例 ③製品紹介

セミナー内では実機を用いて説明していただきました。

画像処理とは今ある画像を処理し、色や画素数などの違いを判断基準として判別する処理方法との事。画素とは小さなマス目の集合体でデジカメなどで1200万画素という表示があればこのマス目が1200万個ある事を指します。ただし計測には1200万個の画素数すべてが使用されるわけではなく端の画素はノイズが乗りやすい為に使用されません。その為画素表示には「総画素数/有効画素数」という表記をし、計測には「有効画素数」を使用します。 

画像処理の事前処理の中に「二値化処理」や「カラー処理」というものがあり、計測したい内容によって使い分けます。簡単に言うと「二値化処理」は白黒処理。「カラー処理」は画像から必要な色のみを抽出する方法を指します。

また実際の画像処理の中で代表的なものとしては「面積処理」と「パターンマッチング」というものがあります。「面積処理」は正しい画像の画素面積と比較して計測するもの、「パターンマッチング」は正しい画像のイメージと近い形を計測するものになります。

「面積処理」は正しいイメージの面積と直接比較しますので同じ形の場合はより詳細に比較してくれますが、あくまでも「画素の面積」を比較しますので形が違っても「画素の面積が同じであれば正しいという判断をします。形状で判断したい場合はもう一方の「パターンマッチング」を使用するとよいです。こちらはイメージを比較しますので少々違っても似たイメージであれば正しいという判断をしますので詳細に計測したい場合は「パターンマッチング」を使用します。このように計測したい状況に応じて使い分けが必要になるという事です。

次のアプリ事例の説明では食品業界や半導体業界など事例別にどの計測方法がよいのかを説明いただきました。カップラーメンのスープの粉袋の有無検出やラベルの印字検査など実機の設定をしながら説明いただきました。

その後、参加者から自社の業態にて画像処理をするとしたらどういう内容か?というテーマで質問を受け、その質問に応じたアプリ事例を紹介いただきました。

最後に製品紹介では ①画像センサ ②レーザー変位センサについてオプテックス・エフエー社のHPを活用しながら紹介され、画像センサについてはその難易度に応じて子会社や協力会社(JFASやデクシス)の紹介もされております。

 

最後に参加者からのお話で

「こういうセミナーを継続して開催されることに感謝している。継続していただければなかなか参加しづらい若者なども参加しやすい雰囲気になってくるだろうから大変だろうけどもがんばってほしい」とのお話をいただき、改めてセミナーに対する想いを深めた次第です。

今後もお客様へのお役立ちを忘れることなく企画して参りますので、是非ご参加下さいます様、よろしくお願い致します。



 

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