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第14回九州FA技術セミナーを開催いたしました。
2012-12-11
12月7日(金)に第14回九州FA技術セミナーを開催致しました。



今回は「モーターの予防保全の基礎知識」というテーマで行いました。



セミナーは大きく3部構成。①モータとは? ②AT-pro31・33の紹介 ③デモ実演

本セミナーではまず①のモータそのものの構成についてご説明いただきました。

これをすることにより次の②AT-pro紹介につなげた際にどこをどうやって調査する

のか?調査するポイントの理由までがわかりやすいものとなりました。

②AT-pro31・33の紹介では2機種の製品を紹介いただきましたが各機種の説明後に

実際に受講者と一緒になってデモ機を触り、操作感や検査結果をだしていくなど

かなりユーザーフレンドリーな内容でご説明いただきました。

まず①モータとは?について、モータとは電気エネルギーを機械エネルギーに変換するものであり電動機ともいいます。動作原理としては回転子鉄心に回転子コイルを挿入した物のまわりに磁界を発生させこの磁界が回転する事で回転子がまわっていきます。

モータで発生する不具合としては様々ありますがその中でこの回転子に関与する不具合の代表例としてレアショート・地絡・絶縁破壊・絶縁部の汚損・ロータバー切れ・鋳物自体の巣・不平衡ギャップ/芯ズレなどがあります。AT-proではこのような症状を調査する事が出来るようになっています。またモータ不具合の中身として電気的な部分の割合は全体の47%といわれています。

今回ご紹介いただいたAT-proには2機種あり(厳密には3機種)AT-pro31とAT-pro33があります。AT-pro33は誘導モータを対象としたAT-pro33INDとIPMモータを対象としたAT-pro33EVがありました。また、AT-pro31は「測定器」AT-pro33は「診断機」というものが大きな違いとなります。

通常、モータの検査では大きな電圧を印加して調査するサージテストなどが代表的ですが本製品ではAC10Vという低電圧にて調査をする為、安全に且つローコストで調査が可能になります(安全柵などの保護環境が必要にならない為)また、サージテスト自体でモータを損傷するといった事も本製品では回避可能です。加えて本製品では制御盤を経由した調査も可能となっており調査形態としてはかなり容易なものになっています。ただしインバータを経由すると正しい値が出ない為外す必要があります。また電源はOFFにします。

 

先に述べたようにデモ時には受講客と一緒になって同じテーブルのデモ機を触りながらの説明でした。各種設定方法や調査方法を受講者に実施していただきその結果を用いながら調査する事でよりわかりやすい説明になったと感じています。休憩中に受講者へヒアリングした所、「難しかったがモータの構造説明からしていただいたのでわかりやすかった」などといった話が聞け、アンケートでも東和コーポレーション様より自社の中国製のモータを調査してほしいといった要望が出ており、もっと多くのユーザーへ本セミナーを紹介したいと感じております。

これからメンテナンスの需要が増す一方だと考えており、こういったアイテムを販売するだけでなくこのアイテムを経てリプレースなどのビジネスへと展開する重要性を感じたセミナーでした。

















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