第54回九州FA技術セミナーを、8月5日(金)に開催しました。
今回は「産業用ガスの基礎知識」というテーマで理研計器株式会社様にご説明いただきました。

セミナーでは産業用ガスという事で工場などの現場で実際に発生した事故を元に
①どのような現場で
②どのようなガスが要因で
③どのような症状(事故)
が発生したという事例をご説明いただきました。
次にガス自体の説明がありました。
現場のどのような状況からガスが発生するのか?ガスの発生に至る経緯と
発生物質についての説明があり、そのガス検知器の仕組みと仕様について説明がなされました。
・定置設置用=石油化学工場などの可燃ガスが発生する場所、常時監視に使用。
・拡散式=作業者が持ち運び、作業者周りの気体を検知する仕組み
・吸引式=タンクなど空間検知用。
などの説明がありました。

最後にガスセンサの原理・検知対象ガスについてご説明いただきました。
・定電位電解式=毒性ガス(TLV管理)
・隔膜ガルバニ電池式=酸素(酸欠)
・光干渉式=可燃性ガス(爆発下限界管理)熱量測定
などなど・・・

内容的に非常にボリュームがあったものの、とてもわかりやすい説明で
受講者の方からもご評価いただく事ができました。ありがとうございます。
講師を務めていただいた理研計器株式会社様にも御礼申し上げます。
これからもよりご満足いただけるようなセミナーにしてまいりますので
今後とも「九州FA技術セミナー」を宜しくお願い致します。