2月8日(金)に今年初の九州FA技術セミナーを開催致しました。
今回は「産業用ロボットの基礎知識」というタイトルで世界トップメーカーのファナック様を講師に行いました。
前半は基本的に全ロボットメーカー共通の内容で、産業用ロボットとはどういったものであるのかの説明。
ロボットの種類、ロボットが活躍するアプリケーション、ロボット導入のメリットとリスクについて動画を間に挟みながら紹介。
「ロボットでできることはロボットに任せて、人間はロボットにできない様な頭を使った、より高度なことを行うべきである」という講師の言葉が印象的であった。
後半はファナックのロボットのラインナップの紹介。
ファナックではビジョンセンサ、力覚センサをロボットに取り込むことで、より高度な作業を可能にしている(知能ロボット)。
ビジョンセンサを用いることでバラ積みしているワークの正確な取り出しを可能にしたり、力覚センサを用いることでより幅広いアプリケーションへの対応を可能としている。
また、DCS(デュアルチェックセーフティ)により、ロボット使用するにあたり安全柵などの省スペースが可能、また人災ゼロへの取り組みを強化している。
座学終了後、デモ機のゲンコツロボットで実演。
ゲンコツロボットは可搬重量は軽いワークに限定されるが、他の産業用ロボットに比べて作業が高速に行えることが特徴である。
講師の説明が聞きやすく、あっという間の2時間だった。
途中に何度も動画を取り入れてくれたおかげで、受講者もイメージがしやすかったと思われる。
ゲンコツロボットの実演もあり大変有意義な講座となった。
受講者はロボット化したい課題を抱えており、講座終了後も質問で並ぶ程、好評であった。
雪の影響で当日のキャンセルが複数いたのが残念だったが再度行いたいセミナーでした。
