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第57回九州FA技術セミナーを開催いたしました。
2016-11-21
第57回九州FA技術セミナーを11月11日(金)に開催いたしました。
今回は「振動試験と、モーター予防保全の基礎知識」というテーマでIMV株式会社様にご説明いただきました。
そもそも、振動を表現するためには
①振動数(周波数)
②振幅(変位・速度・加速度)
③モード(RMS:実効値・PEAK:最大値・波高率)
が必要となります。
また、周波数を解析、フィルタリングを行うことで、モーターでどのような現象が起きているか
見ることができます。
その際に、波形に対してエンベロープ処理を行うことで、より明確に現象を確認することができるのです。
 
続いて、振動計の選定方法やポイントについてご説明いただきました。
振動計は他の診断法(潤滑油分析、異音、過熱など)に比べて早い段階で異常を見抜くことができます。
そのため、予知保全において最も広く採用されています。
一言で振動計と言っても何を見たいか?どの範囲の周波数を見たいか?で
選定する機種が変わってきます。
万が一間違った選定をするとそもそも計測ができないので、振動計を使用する目的(監視箇所や監視周期など)を明確にさせることが重要となります。
 
次にモーターの判定法について説明がありました。
振動というのは一定ではありません。たとえ同一機種のモーターであっても、環境等によって大きく左右されます。
現状は相対判定法がよく採用されています。
 
最後に診断の事例の説明や、展示頂いたデモ機について操作方法等の説明が行われました。
人の健康管理同様、設備の診断においてもまずは簡易診断から行うのが有効です。
その結果から、精密診断を行うかの判断を下します。
 
またデモ機については実際の操作方法やデモ動画を用いて計測方法等説明いただき、使いどころなどが
非常にイメージがしやすかったのではないでしょうか?

ボリュームある内容でしたが、非常に分かりやすくご説明いただいたと感じております。
予防保全の重要性を再認識頂ける良い機会だったのではないでしょうか?

次回は「ネットワークカメラの基礎知識」をテーマにセミナーを開催いたします。
まだ、席に若干の空きもございますので、この機会に是非お申込みください。

皆様にご満足いただけるセミナーを開催できるよう精進して参りますので、
今後とも宜しくお願い申し上げます。

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